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結婚マナー

晩婚化が進んだ影響か、近年は盛大な結婚式や披露宴を行うカップルは減少傾向にあります。とはいえ、せっかく縁があって結婚するのだから、両家のご両親にはきちんと筋を通したいと考えるカップルは少なくありません。その場合は食事会など、略式ではあるもののそれなりのマナーや作法が求められる場所で顔合わせをし、その場で結婚をすることの報告や感謝の気持ちを伝えることが一般的です。

両家の両親をはじめとした家族が顔を合わせる食事会では、いくつかの気遣いが必要です。せっかくのハレの日に嫌な思いをしないよう、食事会の流れやルール、マナーを確認しましょう。

食事会のセッティングで気を付けるべきことは?

食事会を行うには、会場、料理、参加人数、演出、服装の5点に不備が無いよう注意しましょう。この5要素のうち、どれかひとつでも不備があると雰囲気が大きく損なわれてしまいます。

<会場>

参加人数にもよりますが、個室があるレストランや料亭が人気です。ホテルなどによってはブライダル系会食プランを取り扱っていることもあるため、人数が多い場合にはプラン利用も検討しましょう。和やかな雰囲気になるよう、無理に高級レストランに行くよりもカジュアルめのレストランを選ぶカップルもいます。

<料理>

会場の項目に通じる部分もありますが、普段から高級なコース料理等を食べなれているなどの理由がなければ、無理をして高い料理にする必要はありません。多くの場合、食事会の代金は新郎新婦が負担します。1人あたり5,000~1万円程度が適正金額とされています。会場側に相談することで、値段に多少融通を利かせてもらえることもあります。

<参加人数>

会場の広さや注文する料理の数などに影響する要素です。結婚式や披露宴を行わず、食事会のみの場合には両家の両親と新郎新婦の兄弟姉妹を招待することが一般的です。祖父母やおじ・おば、甥・姪といった親戚を招待することもありますが、その場合は「家族婚」になることが多いです。

<演出>

両家の両親と新郎新婦がそろった写真撮影が人気です。アルコールが入る前に写真撮影をするパターンと、解散前の朗らかな雰囲気で撮影するパターンの2パターンがあります。

写真撮影のほかにも、ここまで育ててくれたご両親への感謝の気持ちを示すプレゼントを渡すこともあります。両親へのプレゼントとして人気が高いのが似顔絵です。こちらの似顔絵制作業者(https://worldone.to/thanksboard)の似顔絵は、結婚式で両親へのプレゼントとして用いられているものでもあり、両親への感謝の気持ちを示すにはぴったりです。

<服装>

両家の両親の服の格にあまりにも差があると、お互いに嫌な思いをしてしまいます。会場の雰囲気や提供される料理にもよりますが、和装か洋装か、男性の場合ネクタイやジャケットはどうするべきか、女性であればパンツスーツでの参加は可能かなど、おおよその目安を招待者に伝えるようにしましょう。

いかがでしたか?結婚はカップル2人のみの問題ではなく、家と家が結びつく非常に大きな出来事です。気持ちよく結婚生活を始められるように、両家の両親や家族が顔合わせをする機会の準備は慎重かつ丁寧に行いましょう。

歳を重ねていくと周りの友人や知人などの結婚が増え始め、のちに結婚式を挙げるカップルもいるでしょう。そうなると、結婚式に参加する機会も自然と増えていくかと思います。招待状の返信からご祝儀の用意、出席の際着用するスーツやドレスなど、結婚式に備えて守らなければならないマナーが沢山あります。その中でも、意外と知られていないマナーが存在します。

それは、既婚女性でなおかつ婚約指輪と結婚指輪を所持している場合、その2つを重ね付けすることです。大抵の若い世代がこのマナーを知らないといいます。しかし、近年では婚約指輪は買わず結婚指輪だけを買った人や、そもそも指輪を買わなかった、という女性も少なくはないので、必ずしも重ね付けをしなければいけないということはありません。

もし、この記事を読んでいるあなたが既婚女性ならば、今後参加予定の結婚式では婚約指輪と結婚指輪の2つを重ね付けするマナーを心得ておくと良いでしょう。中には重ね付けをすると派手になり過ぎることで避けたり、両手の薬指に一つずつ指輪を付ける女性も中にはいるようですが、まだ指輪を持ち合わせていない未婚女性の場合は、このマナーを頭に入れておくことで、将来結婚して指輪を用意する際に役立つことでしょう。既製品から選ぶにしても、豊富な経験を持ち理想のデザインを実現させてくれるプロが在籍するオーダーメイド結婚指輪専門店でオリジナルの指輪を作るとしても、派手過ぎないシンプルなものを選べば問題ありません。

婚約指輪は婚約中だけ、と思っている女性も多くいますが、そんなことはありません。自分以外の誰かの華やかな場でも活かせることが、この記事から伝わったのではないでしょうか。もし、まだ身近に知らない友人がいたら、ぜひこのマナーを教えてあげてください。

既婚女性の第一礼装でもある黒留袖は、結婚式で新郎新婦の母親や仲人さんが既婚者の証として着用します。既婚者らしい落ち着いたたたずまいの似合う美しい着物です。格式高い装いに負けないよう、髪型にまでこだわりましょう。

毛流れを活かしたキレイなフォルムであれば、黒留袖の格を損なうこともありません。フロントやサイドにまで櫛目をしっかりとつけ、上品なアップスタイルに仕上げましょう。逆に強めのカールや逆毛を立てた派手なアレンジは黒留袖にはマッチしません。カールをつけるときは後ろ側に控えめに配置しましょう。そして後れ毛や抜け感を出したルーズすぎるまとめ髪もNG。上品な黒留袖とのバランスがとれず、清潔感のない印象になってしまいます。

結婚式当日はやることも多くバタバタするもの。ちょっと動いただけで髪型が崩れてしまった…なんてことにならないよう、ハードスプレーでしっかり固めたり、簡単に外れそうな髪飾りは避けたりと、1日中髪型を気にすることなく過ごせるように気配りしましょう。また、黒留袖を着用しているときに目につくのは正面だけではありません。少しうつむいたときやサイド、後ろ姿も意外に目立ちます。どの方向から見てもキレイに見えるよう、意識してフォルムづくりをするのがおすすめです。

髪型の総仕上げともいえるのが髪飾り。髪飾りを使うこと自体はマナー違反ではありませんが、こちらも大人っぽく落ち着きのあるものを選びましょう。おすすめなのは漆塗りのものやべっこうのかんざし、またはパール素材のものです。基本的に花は花嫁のものだと考えられているので、もし花の髪飾りをつけたいのであれば小ぶりかつ控えめなカラーのものにしておきましょう。キラキラ光るラインストーンなどを使った髪飾りはカジュアルな仕上がりになってしまい、フォーマルなシーンにはそぐわないので気をつけましょう。

装いは髪型やメイク込みで完成するもの。選んだ黒留袖に合わせ、最低限のマナーを守った上で素敵なスタイルに仕上げていきましょう。まずは黒留袖選びから始めてみてください。年齢や立場によって選ぶべきデザインが変わってくる黒留袖はレンタルするのがおすすめ。こちらの留袖レンタルなら必要なものが全てそろっているので、安心して当日を迎えられます。キレイな装いで大事なハレの日をお祝いしましょう。

結婚が決まったら、早めに双方の両親へのあいさつに行きましょう。時期は、入籍や挙式の日取りを決めるよりも前が良いです。場所は、相手の自宅が一般的です。日時は、休日の午後が良いでしょう。最初のあいさつですから、両親から勧められない限りは食事まで一緒にしなくても構いません。逆にお互い気を使ってしまう原因にもなるので避けたほうが良いです。

服装は、男性はスーツで、女性は派手すぎず地味すぎない服装を心がけます。清楚な感じで短すぎないワンピースにカーディガンを羽織る感じが無難です。男女とも、髪型やアクセサリーは派手すぎないように気を付けます。手土産は、好物を事前にリサーチしておきます。訪問する側の地元や現在住んでいる地域の名物だと話題のきっかけにもなるのでお勧めです。

あいさつだけではなく、自分について話さなければなりませんので、現在の仕事のこと、学生時代のこと、家族のことなど、話せるように準備をしておきましょう。交際期間やきっかけ、いつ頃挙式予定かなど、婚約者とよく話し合っておくことも必要です。終わった後も気を抜くことはできません。帰った後にお礼の連絡を入れると好印象です。その後も結婚式の打ち合わせなどで顔を合わせる機会も多くなりますので、更に仲良くなれるよう、努力を続けましょう。

振袖と留袖は、どちらも結婚式の披露宴などでよく着られるものです。そのため、混同しがちな人も多いですが、この2つは全く違います。

振袖は、身頃と袖との縫いつけ部分を少なくすることで、振りを作った袖をもつ着物です。現代では、未婚の女性が色留め袖などの代わりに着ることがとても多いです。正月や成人式、結納の式にも着られますし、披露宴などに出席する際にも着ることが多いです。とても華やかで豪華な絵柄が入ったものが多く、帯も華やかな結び方をするため、自分一人で着ることは難しいです。着付けのプロに頼むことが多いです。

留袖は、左右の裾の部分にのみ絵柄があり、袖の振りが小さいことが特徴です。黒留袖は既婚の女性が着ますが、色小袖の場合は未婚の女性も着ることが出来ます。黒留袖は背中、前の左右、袖の左右に、5つ家紋が入っています。これを五つ紋と呼びます。この五つ紋が入った黒留袖は身内の結婚式やお宮参りなどの時に着られます。色留め袖は黒留め袖よりも気軽に着ることが出来ますが、しかし、ある程度の格式がある場所に着ていくために使うものです。また、着用する場によっては、紋の数や、比翼仕立てにするかしないかなども大きく異なってきます。